Pokemon GO の衝撃
Pokemon GO が日本でスタートして2週間ほど経過しました。
この社会現象ともいえる Pokemon GO について、思うことをなんとなく綴ってみたいと思います。
アメリカでの大ヒットの謎
先行してアメリカでスタートし大ヒットが報じられている Pokemon GO ですが、ポケモン自体はそれなりにアメリカで認知されているものの、そこまで強力なタイトルではないようです。
それ故にポケモンの母国である日本より先にスタートさせて、いわば公開ベータテストをやりたかったのではないかと勝手に想像しています。
しかしながら何故ここまで大ヒットしたのかは謎で、皆首をひねっているようです。
Ingress と異なった点、例えばポケモンの収集要素や、場所の依存が比較的少ない(アイテムはどのポケストップでも出る、ルアーや卵によってレアなポケモンが得られる)といった辺りに秘密があるのかもしれません。
日本でサービスインするまで、マスコミが一方的に騒いでいるだけなのではないかと疑ってもいました。
日本での大ヒットの衝撃
日本でも22日金曜日にサービスインしましたが、話題が先行しているようでちょっと居心地の悪さを感じていました。
そうはいってもベータテストにも参加していましたので、端末を持って昼休みに秋葉原に繰り出してみることに。
そこで見た光景は、辺り一面が桜吹雪の様相を呈するルアーだらけのポケストップ群でした。
近づいてみると端末を持ったトレーナー(Pokemon GO プレイヤ)らしき人が壁沿いに十数人、それぞればらばらに立っていました。
午前中のサービスインから昼休みまで数時間もないのですが、秋葉原という土地の特異性を考えても驚きの状態でした。
その日の夜も賑わい、そして翌日の昼には行き交う人の9割ほどがトレーナーなのではないかという状態。
外国人の方もプレイしており、フレンドリーにトレーナーをみつけて話しかけていました。
ゲームの性質上可視化されやすいというのはありますが、これが社会現象なのであるというのを身をもって体験しました。
マスコミが報じていた大ヒット、決して嘘ではなさそうだぞと。
そして23日土曜日の20時過ぎ、Pokemon GO をプレイしながら上野公園に向かって愕然としました。
どこもかしこもトレーナー、そして不忍池には恐らく200人は居るだろうという人で溢れかえっており、「ブーバーがいた」「あっちにミニリュウが出たぞ」という会話がそこかしこから聞こえてくるのです。
カップル、数人のグループ、ソロ、それぞれのプレイスタイルの人が自然と集まった。
これこそが社会現象なのだと確信しました。
ポケットモンスターというゲーム内では、老若男女さまざまなキャラが街の至る所にいてポケモンを探しています。
子供だけでなく大人も、それも職業も容姿も多種多様で。
またプレイヤと目が合うと近寄ってきて話しかけてきたりします。
そのおとぎ話のようなゲームの世界が、今現実に起きているわけです。
20年前体験した世界を、現実という世界でまた体験しているのです。
衝撃でした。
その後もいろいろな場所で見てきていろいろ感じることがありましたので書いてみます。
秋葉原の場合
この表現が適切かどうかはわかりませんが、秋葉原では Pokemon GO がマジョリティになりました。
それを察知してすぐにモバイルバッテリを全面的に売り出す店が出てきて、買ってすぐ使えると売り込む店も出てきました。
アメリカ同様、店から届くポケストップにルアーを入れることを告知する飲食店も出てきましたし、携帯電話の販売店でも対応端末を並べるようになりました。
これから更に新しいことが出てくるのだと思いますが、全力で乗っていく姿勢を感じました。
江ノ島の場合
30日土曜日に江ノ島に行きました。
レアなポケモンが出るということで知られたのもありますが、確かにそこかしこにトレーナーがいました。
通りがかる人の8割くらいはそうだったのではないでしょうか。
ただメインストリートを含めてとても狭い道が多いという場所柄か、受け入れている人も居れば良く思っていない人もいる感じでした。
安全面を考えると仕方ないところも有ると思いますが、そんな中でも受け入れている人も居るというのは興味深いです。
自らプレイしている方もしました。
那珂湊の場合
6日土曜日に那珂湊港に行きました。
観光客を迎え入れられるように出来ていて、実際にたくさんの人で賑わっていました。
その心意気からか、こちらでは Pokemon GO プレイヤであると分かると「ポケモンやってないで食べてってよ!」と呼び込みのネタとして使っていました。
これから
ゲームについてはこれから少しずつ落ち着いてきて、それでもはまった人が継続していくのだと思います。
それ以上に面白いのはゲームの周りの現実で起きている様々な現象です。
今までにない新しいこともあれば、特に安全面から規制もあるでしょう。
このような歴史の教科書に載るであろう「Pokemon GO ブーム」が現在進行中とあれば、興味を持って受け止め考えていきたいです。
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