TIGで簡単にFavoritesに追加できるようにする
FreeBSD でmonoを使って TwitterIRCGateway を利用しています。
慣れ親しんだ IRC 感覚で利用できるのは大いに結構なのですが、以下の点で不満がありました。
- TIG から Favorites に追加できない
- Reply がどのメッセージ宛の Reply なのか明示的に指定できない
- 長くて冗長なフッタが時折見づらい
これらは簡単に解消できる問題のようなので設定してみます。
TIG から Favorites に追加できるようにする
心に残る素敵な発言は即座にお気に入りに登録したいものです。
とくに最近ふぁぼったーに捕捉されるようになったのでこれは是非に実現したい。
これにはまず TypableMap アドインを導入します。
TwitterIrcGatewayCLI.exe があるところに AddIns というディレクトリを作成します。
cd /path/to/tig
mkdir AddIns
TIG のアーカイブ(zip file)の中に ExtraAddIns というディレクトリがあると思いますが、その中の Misuzilla.Applications.TwitterIrcGateway.AddIns.TypableMap.TypableMapCommandRemoveAndBlock.dll を先ほど作った AddIns ディレクトリにコピーします。
cp ExtraAddIns/Misuzilla.Applications.TwitterIrcGateway.AddIns.TypableMap.TypableMapCommandRemoveAndBlock.dll AddIns/
TIG を再起動し、IRC クライアントから #Console
というチャンネルに入ります。
このチャンネルは TIG 制御用のコマンドを受け付けるチャンネルです。help
と発言すると以下のような説明が表示されます。
Root> [Contexts]
Root> Config – 設定を行うコンテキストに切り替えます
Root> Filter – フィルタの設定を行うコンテキストに切り替えます
Root> Group – グループの設定を行うコンテキストに切り替えます
Root> System – システムに関連するコンテキストに切り替えます
Root> DLR – DLR統合 コンテキストに切り替えます
Root> [Commands]
(snip)
Root> Exit – コンテキストを一つ前のものに戻します
設定を行うので config
と発言します。
user> config
RootConfig> コンテキストを変更しました。
TypableMap を有効にします。
user> set EnableTypableMap true
RootConfig> EnableTypableMap (Boolean) = True
事前設定はこれで完了です。
これ以降 #Twitter に流れてくる TL のお尻には灰色のアルファベットがくっついてると思います。
これが一意の ID となり、どの発言を登録すればいいのか明示できるようになります。
さっそくお気に入りに登録します。発言は #Twitter で行います。
friend> ビールおいしい! (ae)
user> fav ae
user) ユーザ friend のステータス “ビールおいしい!"をFavoritesに追加しました。
たったこれだけです。
うーん、快適。
ちなみに間違ってしまった場合は unfav ae
で取り消せます。
Reply 先を明示的に指定する
文章の流れで分かるような気もしますが、クライアントによっては便利に使われてるのでしょうか。
でもたしかに web で見たときにどの発言の Reply なのかが分かると、第三者として話が見えやすくていいですよね。
やり方は先ほどの Favorites と同様に以下のように #Twitter に発言するだけです。
friend> ビールおいしい! (ae)
user> re ae おいしい!
user) @friend おいしい!
携帯などで返信先のユーザ名が打ちづらい場合でも返信できるのは地味に便利ですね。
長くて冗長なフッタをどうにかする
じつは標準機能なようです。
#Console の config コンテクストで
(先ほど設定したあと何もしていなければそのままで)
user> set EnableRemoveRedundantSuffix true
RootConfig> EnableRemoveRedundantSuffix (Boolean) = True
この設定をしてあげるだけです。
同じフッタが5回繰り返し現れると見えないようになります。
強制削除でなく変更があった場合またしばらく見えるので、実害がなさそうだし長い告知で見づらくならないのでよさそうですね。
最近の TIG はまだまだいろいろできるようなのですが、少しずつ使いこなしていきたいですねー。
利用歴長いのにあまり使いこなしてませんでしたが、これはもったいない。
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